学園祭2日目。
今日は受付係。
座って印を付けるだけだから楽なんだけど…代わりに暇すぎる。
「お。柊也じゃねぇか」
俺の目の前に立っていたのは、昨日死んじゃいそうと言われていた仁。
普通にピンピンしてるし。
まぁ、央があんな嘘つくわけないけど。
もし嘘をつくなら逆に「サボってる」とかだろうし。
「大丈夫なのか?なんか死にそうなくらい忙しいって」
「あぁ…余裕、余裕。生徒会長様なめんな。もう2年目にもなると慣れるし」
仁は1年の頃から生徒会長をしている。
うちの学園は変わってるから(特に園長が)。
合格発表が終わった日になりたい人を募集、または園長自らスカウト。
で、3日後にいきなり駆り出され選挙。
それでも普通は2年とか3年がなるんだが…
仁は月桜が建てられ、初の1年で生徒会長になった奴だ。
そう思うと結構凄いな、仁って。
「お前が余裕って言う時ほど余裕なことはないけど」
「……バレたか」
「1年も友達してればわかる」
「さすが世話焼き柊也くんですね~」
「誰が世話焼きだ。…あんま無理すんなよ」
「ありがとな。りょーかい。柊也はサボらないで仕事しろよ?」
「あぁ」
仁はそのままどこかへ行った。
さて…暇な受付再開だな。

