静音に会おうと思ったが、なんだか忙しそうに依頼とかをしていて、話す暇より会うこともなかった。
今日か明日には…言わないとな。
凌久がうるさいし。
「あ。柊也じゃん。1人で何やってるの?」
「央か。子どもの世話係」
「子どもの世話係?それも依頼なの?」
「いや。成り行き的なやつ」
「そっか。大変そうなことしてるね」
「央は何やってるんだ?」
「俺はね、生徒会の仕事とクラスの出し物の準備とか」
「お前も大変そうだな」
「まぁね~」
そういえば俺のクラスはお化け屋敷をするんだっけ。
中西と月森が張り切って準備をしていた覚えがある。
俺は明日、受付するだけだから何もしてないけど。
「さてと。早く行ってあげなきゃ仁が死んじゃうからこれで」
「仁が死ぬ?」
「うん。生徒会の仕事はいっぱいあるし、クラスの出し物は代表してるし、他にも色々やってるんだよ、仁。だからもう死んじゃいそうなくらい忙しそうに頑張ってる」
「へぇ」
いっつも気楽そうにしてるけど、やっぱ生徒会長だな。
ちゃんと頑張ってるのか。
「じゃ、頑張ってね」
「央もな」
「勿論だよ」
大荷物を抱え、走っていく。
タイミングよく、凌久は幸せそうな顔をして戻ってきた。
口にはし巻きを食わえて。
「うん、美味い!柊也のも、ほら」
「どうも」
「よし次は~」
それから一日中、凌久に連れ回された。

