しばらくしてやって来たのは何かしらのオーラがある6人。
1人は女で5人は男。
いつものように自己紹介から始まった。
「初めまして。私は神埼桜。高校2年生よ。さ、あんた達も挨拶しなさい」
そう神埼が言うと、まず金髪の男が前に乗りだし、言い始める。
「よーく覚えとけ!将来、大物アイドルに」
「俺は榊渉。高2」
「てめぇ、まだ俺の自己紹介が終わっ」
「俺は鬼塚涼。高3」
「涼!わざとか!?わざとなのか!?」
「さぁ。なんのことだろうな」
張り切ってやっていたが、他2人に遮られ結局名前不明。
榊と鬼塚は訴える金髪の男をスルー。
「僕は工藤圭吾!高2だ」
「俺は山本功汰です。高校1年生です」
そして残りの2人も自己紹介をする。
静音は金髪の男が自己紹介を終えていないためか、少し戸惑っていた。
が、拗ねている様子を見ると始めた。
「私は浅井静音です。高2です」
「一ノ瀬柊也。高2」
そう言うと、拗ねていた金髪の男はピクリと反応する。
「一之瀬って…まさかこのバカと親戚か何かなの?」
「バカ!?確かにお前には敵わねぇけどな、バカではない!!」
「あ。やっぱり俺には敵わないって認めてるんだ」
「えっ。違っ…み、認めてなんかねぇぞっ!」
「はいはい、喧嘩しないの。…えっと、この子は一之瀬凌久って言うの」
なるほど。
自分の苗字に反応したわけか。
まぁ今まで親戚が集まる場でも一度も見たことないし…身近な親戚ではなさそうだが。
にしても他校の生徒が依頼ってどうなんだ。
めんどくさいんだけど。
「自己紹介も終わったってことで、よろしくお願いします」
「はい。学園祭が終わるまで協力します」
「それでね、さっそく頼みがあるんだけど…」
「頼みですか?」
眠い……どうでもいいから帰りたくなってきた。
でもこいつがいるし帰りたくない気もする。
矛盾してるな…。

