まずやって来たのは図書室。
様々な本がたくさん置いてある。
隅から隅までぎっしりと。
そして広い。
どこの本を借りたのかなんてわからなくなる。
そこで役に立つのがパソコン。もしくは…
「おーっ!すっげー広いなー!!俺のと」
「図書室では静かに、これ常識なんだけど」
今、注意した梓くん。
超次元の記憶の持ち主だと私は思う。
まず図書室の本は何があるか、それがどこにあるかを覚えている。
そして学年と名前さえ言えばその人が何を借りてるかもわかる。
1日にどれくらいの人が本を借りているのやら…多いだろうに。
「静音、あの偉そうなのは誰だ?」
「柴原梓。図書委員長だよ」
「ふーん」
凌久くんはじーっと梓くんを見た後。
「根暗か」
「え。いやいや…っていうか本人の前で言うことじゃないよ」
「俺は素直だからな」
「素直って問題じゃないかと…」
「浅井、そいつうるさいからどっかやって。僕の読書の邪魔」
「邪魔…!?てめっ…」
「ごめんね、梓くん。出てくから!」
「お、おい」
喧嘩が始まる前に凌久くんを押し出す。
梓くんを怒らせちゃ駄目。
口攻めじゃ勝てない上に精神ダメージを凄く食らう…。

