バシャッ…!!
冷たい。
そして若干、ねっとりとした感じのものがかかった。
「静音先輩っ!?」
「静音……ってあいつか!!」
その声の主の方を見る。
遠くから見ただけじゃわからなかったけど、今はわかる。
1年の時、サッカー部に注意をしに行った時にいたリーダー的な人。
イライラしていた私はビンタをした上に色々と言った本人。
その時は仁に助けられて良かったけど…この状況はやばい。
でも、今言っておかないと…
「これ以上、悠くんに手を出さないで。っていうか、他の人達にも迷惑をかけないで。もう3年生なんだからそのくらいわかりますよね?」
「っ…う、うるせぇ!お前ら覚えておけよ!」
…と、悪役の言う台詞を残し、去って行った。
本当に低レベル…。
「って…静音先輩!?何やってるんですか!!」
「え?悠くんを庇った…んだと思う」
勝手に足が動いていたわけだし。
なんとも言いようがない。
「とにかく行きますよ!!」
「へ!?」
悠くんに手を引かれ、どこかに連れて行かれる。

