それから雑談をしたり、本を読んだりして過ごした。
悠くんはこの前みたいな作った笑顔じゃなくて、なんというかちゃんと…笑顔になっていたと思う。
この日から私は毎日、昼休みに悠くんを捜し回って一緒にご飯を食べた。
「まさかこんなにゴミがあったなんて…」
放課後、部室の掃除をしていたら思っていた以上のゴミ。
それを捨てにゴミ捨て場へ。
本当に柊也は来ないし…このまま諦めるしかないとは思うけど。
諦めたくないという、少しプライドが引っ掛かる。
ゴミ捨て場に近づくと、話し声が聞こえてきた。
「お前、懲りない奴だな…さっさと辞めろよ」
「あんな低レベルなやり方で辞めませんよ」
この声…悠くんだ。
陰からそっと覗くと、バケツを持った男子が3人。
そして後ろ姿の悠くん。
これって……
「今日もまた水かけですか?飽きませんね」
「残念ながら水だけじゃない…」
そう言い、バケツを両手に持つ。
刹那、私の足は無意識に走っていた。

