それから毎日、サッカー部を見に行った。
1日目。
「一ノ瀬やん!何してんねん?」
「…チッ」
「舌打ちっ!?」
声をかけてきたのは中西だった。
教室で毎日会っているんだが…放課後まで会いたくない。
何かを話しかけてきているが無視。
「なぁなぁー。一ノ瀬、聞いとるん!?」
「……………」
「どやっ?チョコいるか?」
「いる」
「聞いとるやん…」
中西は呆れながら、ポケットから取り出す。
チョコじゃなく、飴。
「俺だってそう都合よくチョコもっいだっ!!」
「チョコなしには用はない」
「えぇっ!?なんやて!?」
「酷い」と言いながら俺を揺さ振る。
あぁ…誰か、こいつをどこかに連れて行ってくれ…。
「大貴、何をしているんだ?」
「成~!それがなっ一ノ瀬がなっ」
俺から離れ、月森の元へと駆け寄る。
ちょうどいいところに来てくれたものだ。
「月森、このバカ連れて行け」
「はぁ?僕に指図するな」
ちょうどよくなかった。
ただ面倒な奴が増えただけだ。

