「…俺はアレでしょ。双子役なんでしょ?翔と」
「まぁ、本物の双子がいいからな」
「翔はいい奴だから断らないだけ。今後は頼まないでよ。今回だけだから」
「あぁ、わかった」
仁の言葉を聞くと納得し、出て行く。
瞬には双子の兄、翔がいる。
性格は正反対だが、顔は瓜二つ。
因みに見分け方は、翔は左側の前髪をわけている。瞬はそのまま。
見分けがつくようにしてくれているらしい。
「梓と敦…それと美里。お前らは裏方だ。とりあえず、使うもんを取ってきてくれ」
「了解」
「おうっ!」
「わかったわ」
あれ…今更ながら、劇って何をするんだろうか。
次々と話が進んでいくんだけど。
「ナレーターは裕子」
「わわわっ私がナレーターですかっ…!?」
「放送委員長だからな」
「でっでで…でも……」
「大丈夫だって。マイク持てば」
「は、はい…」
裕子先輩はマイクを持つと別人化する。
去年の学園祭は凄く司会が上手くて盛り上がったし。
なんていうか…普段とテンションが全く違う。
「仁じーん。俺は~?」
「潤は商人」
「商人かぁ~。食べ物系がいいなぁ~…自分で食べられるし」
「それでは商売にならない」
冷静に淡々と潤につっこむ華ちゃん。
潤は全く聞いていないけど。

