そしてあと2人。
2年の図書委員長と風紀委員長。
柊也と同類な無愛想。
柴原 梓(シバハラ アズサ)くんと東野 瞬(ヒガシノ シュン)。
瞬の方がまだ愛想があるほうで、梓くんは全くない。
話し掛けにくいオーラが全開だ。
「ねぇ、仁。早く始めてくれない?夏休みに無駄な時間過ごしたくないんだけど」
「あぁ。じゃ、話し合いを始めるか。静音も座れ」
「うん」
輪になり座っている中に入る。
隣が梓くんで、黒ブチ眼鏡を持ち上げながら横目で見られた。
「来るのが遅い」とでも言っているみたいだ。
「まず、役決めな」
「めぐはお姫様がいいの♪」
「駄目。それはゆいがやるから」
「えっ!?いや、松村先輩でいいですよっ!」
ゆいちゃんはあたふたと手を振り、恵先輩に譲る。
恵先輩はじーっとゆいちゃんの顔を見つめた後、にっこりと笑った。
「わかったの。お姫様は諦めるの」
「えぇっ!?」
「代わりにアレだ。姫の妹でいいぜ」
「やったの~♪」
「あ、あのっ普通、私がいもうっ」
「はいはい、ゆいちゃん。俺と一緒に演劇部に衣装借りに行こうね~」
「…僕も行きます」
「俺も行くかな」
「めぐも行くー!」
央に口を手で塞がれ、引っ張られながら講堂を出て行った。
それに続いて、千尋くんと奏十、恵先輩も出て行く。

