裏生徒会部



シャイボーイ中西くんと別れ、家に帰る。

隣には凪さん。

……あれ。

凪さんはもう私といなくてもいいんじゃないのか。

月森くんは円さんが好きなわけだし。


「嫌ってわけじゃないんだけど…凪さん、まだ家にいるの?」

「はい。本来は成様のところへ戻る予定だったのですが、静音様のお母様に電話したところまだいて欲しいと」


母上、なんてわがままなのですか。

凪さんも仕事があるのに。


「ごめんね、凪さん。大丈夫なの?」

「はい。むしろ嬉しいですよ、まだ静音様と一緒にいることができますので」

「そっそれって告白ですか…!?」

「違います」


違うのか。


「あ、成様達とお話していた内容のことを聞きたいんですよね?」

「うん…まぁ……。もしかしてなんだけど、月森くんと買い物していたメイドさんって凪さん?」


驚いたのか、目をパチパチとして指をさされた。

なっ、なんか変なこと言ったっけ…!?


「ピンポン、よく分かりましたね」

「えっあぁっ当たってたの!?」


さっきのポーズはなんなのか分からないけど。

やっぱり当たっていた。

立ち止まり、赤く染まった空を見上げる。


「正直、私のせいでお二人がああなったと思うと凄く自分が嫌になりました。自分のせいで他人が傷つくなんて一番嫌いなことなんです」

「…うん」

「成様は私のせいではないと言ってくださいましたし、円様も泣いて謝ってこられて……それでお二人のために何かしたいと思いました」


それから年月が過ぎて、今から数週間前。

偶然、帰ってきた円さんのことを知り、凪さんは会いに行った。

当然、円さんは驚いていたが、事情を話すとあまり良さげではなかったらしい。

次の日、家に帰ってきた月森くんは引きこもってしまう。

どうしようかと悩んでいたところ、私と柊也が解決したというわけだ。