もうすぐ部活動リレー。
並んでいると、茜と咲也くんは先輩らしき人に捕まっていた。
「茜!咲也!他の部活ので走るってどういうことなの!?」
「「こういう事でーす」」
「答えになってないじゃない!!」
「咲也が悪いんですよ」
「いや、茜先輩でしょ」
なんか罪の擦り付け合いみたいになってるし。
「どっちもでしょうが」
そう言って先輩は呆れている。
「先輩~負けませんから」
「俺も負けないですから」
「ふんっ。こっちの台詞よ」
不敵に笑うと、そのまま手を軽く振って先輩は去って行った。
「2人ともごめんね」
「気にすんなー」
「俺も負かしたい先輩がいるんで逆に嬉しいっすよ」
にーっと笑う2人。
手伝ってもらう以上、私も頑張って走って勝たないとね!
「柊也くん。大丈夫?」
「おう」
後ろでは、柊也を心配して鈴菜が声を掛けていた。
さっきよりは顔色も良くなっている気がするし…大丈夫そうだ。

