うっ… 周りの視線が痛い…。 まぁ、周りって言っても2~3人しかいないけど。 そんな私に広瀬君は、 さっきよりも声をひそめて、 「あの~小百合さん?ここ図書室って知ってる?そんな大声出したら、迷惑だろ」 と、なぜか上から目線で言ってきた。 もとはといえば広瀬君のせいなのに…。 とは言えるわけがなく、 『はい、すみません』と素直に謝った。