〈ガラガラッッ〉 気づいたら図書室を出て広瀬くんを追いかけてた。 廊下の向こう側に広瀬くんの姿が見えた。 「広瀬くん!!!」 その大声に気づいてくれたのか、こっちを向いてくれた。 走って近くまで行く。 今度は間違えない。 ちゃんと背中を押してあげるんだ。