車は30分ほど走った。 その間あたしは、ずっと窓の外を 眺めていた。 _______........... 「・・・・真莉愛ちゃん?」 ふと名前を呼ばれた。 「・・・・あ!すみません」 「着いたよ。長い間お疲れ様」 「いえ、ありがとうございます」 いつの間に着いていたんだろ。 ガチャッ 車から降りて、あたしは目の前に ある建物を見た。 「・・・・うわっ」