「火葬場まで行かれる方、 どなたかおりませんか?」 近くでそんな声が聞こえた。 するとみんな、あたしのほうを 見てくる。 ・・・・・誰も行かないの? それなら・・・・ 「あたしが行きます」 あたしはその声の主の 近くへ行き、名乗り出た。 「えっと、あなたは・・・」