「どうしたんですか?桜木先生」 「あの・・“桜”っていう生徒を捜してるんですけど」 「さくら・・ですか?」 自分に言い聞かせるように呟き考え込む。 クソ、何で俺はちゃんとあいつの名前きいとかなったんだよ なんて反省したところでもう遅い。 「あぁ桜なら、3組ですよ」 よかった、見落としただけかよ。 ふうっと息を吐いて言われた通り三組へと向かった。 なのに..なのに... なんでだよ..何で....なんだ?