言葉は時に どんなものよりも 鋭く 切れ味のよい刃になって 見えない傷を 作るんだ 切り裂いて 思い出すたびに 疼き続ける なおりがたい傷を 与えるんだ あなたが なにげなく 放った言葉が だれかを傷つけ 私が 考えなしに つぶやいた言葉に 誰かが 涙を流しているかもしれない でも、 言葉は傷つけるよりも 優しく癒してくれることも多くて 痛みよりも、優しさを 誰かに与えられるようになりたい ふいに、そう思ったよ