目を閉じて


 
 そのまっすぐな瞳で

 僕を射抜かないで



 すべて

 見透かされそうで

 怖いんだ



 よわむしな僕が

 きみについた嘘が



 ぜんぶ

 硝子のように

 透明な瞳に

 映し出される

 そんな気がする



 目を閉じて



 もうすこしだけ



 このまま

 きみを

 だきしめさせてよ