夢のように

 綺麗だね



 薄紅の花びらが

 はらはらと

 舞い降りてくる



 手のひらに

 その肩の上に



 幻と現実が落ちてくるよ



 心奪われる

 この光景に



 今自分が

 何処に立っているのかも

 わからなくなってくる



 薄紅色の

 嵐


 
 風に

 心の中の

 くすぶりが消されていく



 もうしばらく

 この現実の中の

 幻に



 身を任せていよう