「なによ」
「あのさ
なんで亮輔と付き合ってんの?」
「は?なにいきなり」
色々考えながら沙織を見ていると、見ないでよと言わんばかりの沙織の目。
そしておかしな質問をしたあたしを不思議そうに見る。
「いや、だってさぁ
二人とも好きなタイプ違うじゃん。
なのになんでかなぁって」
沙織は少し考えて話始めた。
「あたしもね
最初はこんなガキっぽいやつ
とか思ってたんだよねー。
まぁそれはせりなも知ってるか。
でも、けっこう心の中では
色々考えてたりするのね、あいつ。
そのギャップに惚れたのかも」
そう話す沙織の顔は同い年と思えないぐらい大人っぽかった。
なんか初めて聞いたかも。
まぁ、二人が付き合い始めたのも最近だし。
「あたしはてっきり
半分遊んでるのかと・・・」
「うわっ。
あたしのことそんな女だと思ってたの?」
ひどーい。と沙織はすねた。
「ごめんって」
「なにそれっ。
ほんとにそう思ってたのー!?」
「・・・バレた?
・・・なーんて」
「はーい。今日はせりなのおごりねー」
沙織はごちになりまーすとあたしに頭を下げる。
「え、ちょっと!
今の冗談だし!!」

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