“人狩り競争”が終われば、お昼ご飯の時間である。
あたしは阿紗子と適当な場所でお昼を取る事にした。
今座っている席は、残念な事になってしまった先生が大勢いるので非常に居づらいのだ。
残念な事になってしまうというのは
「北条先生!
お昼一緒に食べましょう!」
「いいぞ。」
若き乙女の中に一人背の高い男がいた。
「やっぱり北条先生は人気だね。」
「そうだよね。」
あんな風に生徒にお昼を誘われない教師達の事だ。
そんな教師は大勢いた。
そして今、あたし達もその一員である。
「そういえば里田君?」
「それがさ…」
哀れにも、戸田に捕まってしまったらしい。
「でさ、何処で食べようか?」
あたし達はある意味居場所を失った。



