あたし達はそのままゴールまで向かう。
彼は係の先生に“狩る”者が書かれてある紙を渡した。
担当は彼であった。
「はい、北条先生。」
それを見た北条先生は、少ししてオーケーの合図をした。
その時も手は繋がれたままだった。
そうして間もなく、あたし達は3番でゴールした。
ゴールしてすぐにあたしは彼の手を離した。
「ありがとうございました。」
磐井君は爽やかな笑みをあたしに送った。
「どういたしまして。」
磐井君は着順の方に向かった。
あたしは元の場所に戻ろうと歩いていた。
あたしは空気に触れた左手に目をやった。
罪悪感が身体から溢れそうだった。
だが、同時にそう思う自分は大人気ないのだろうか、とも思ってた。



