あたしが目を覚ましたのは、午前四時を少し過ぎたあたりだろうか。


皆からのメッセージを読み終えた事は覚えているが、その後の記憶がない。


あたしは体を起こした。


すると、パサッと音がした。


見ると、ベッドの上にあるはずの布団が落ちてある。


きっとお姉ちゃんだ。


この家でこんな事するの、お姉ちゃんぐらいしかいない。


と考えつつも、絶対なる確信は持てなかった。


お姉ちゃんなら起こしそうなのに。


そう思うと不思議でならなかった。


だが、すぐに違う事を思い始めた。


「お腹すいたな。」


昨日の昼にお弁当を食べてから、何も食していない。


あたしはまだ眠たい体を持ち上げて台所まで向かった。