「寧ろどの道に進んでも、幸せって思える時は少ないかもね。」
「そう言われるとなんか悲しいよ。」
「でもさ、」
「?」
「その幸せって凄く大きい気がするの。」
あくまで私の予想だけど。
みやびちゃんがそう付け足した時、みやびちゃんの家の門が見えた。
どんどん近付いていくと、やはり如月家は防犯対策がしっかりしている。
夜であんなに暗かったのに、あたし達が近付くと電気が点いた。
「妃奈ちゃん、」
「うん?」
「本当にありがとう。」
「気にしなくていいのに。」
「今回のことだけじゃないよ。
いつもいつも私迷惑かけてばかりだし。」
「そんな事ないよ。」
「あるよ。」



