元カレ教師・完結編~君がいる日々、いない日々~



最初に会った頃よりは大人に見えるし、


その次に出会った時よりも“先生”って感じがする。


変わってしまった。


後ろ姿から漂う雰囲気も、あたしに向けられる表情も。


状況や関係が変わったし、時が経っているから当たり前ではあるが。


二人でいるとしみじみとそれが感じられた。


大人らしく見える背中を見ていると、自分が凄く子供に思えた。


これからは社会に出ていくのに、あたしはこんなにも小さくて未熟で…


早く大人になりたいと思った。


「なあ滝沢。」


彼が足を止めた。


そして彼は振り返った。


暑くなり始めた夏、降り注ぐ太陽の下、少し汗ばんだ彼はとても色っぽかった。