「由季、今日放課後空いてる?」


「ん?もちッ!!デートしちゃう?」


「うんッ」



由季は、可愛いとか言って私の頭を撫でてくれた。

ぁ、何かこれ久々の感じだな…

最近、吉川君が常に隣に居たから由季とこんな風にしてなかったなー。



「優美、俺も」


「ゃ…あの」


「女同士たまにはいいだろ~?吉川は俺とデートな?今日、部活ないし!」


「…………」



岡崎君に助けられた。


だって

「由季と二人がいいから」
何て私は言い切らなかったと思うから。


吉川君は、納得いかない様な表情をしてたけど岡崎君と遊ぶ事になったみたい。



「久々二人だね~!!」


「ぅ、うん」



って由季は嬉しそうに…後意地悪そうに吉川君に向かって言ってた。

私が吉川君をチラッと見ると、目が合っちゃってまた私の肩に顎を乗せてきた。


これ、拗ねた時の合図かな?