「幸子さん、あたし大輔さんの様子見てきますね。」 「わたし、博之のところに顔出してから病室に行くね。」 「先行ってます。」 芽生えた感情をそのまま突き進められるほど簡単じゃない。 今だに鉄兄に知られる前に…って思ってしまう。 たぶん、怖いんだ。 鉄兄の反応が… 喜んでもらいたいってどこかで思ってるから。 だから… 余計に怖いんだ。