鉄兄達とは反対の方へ歩き出す。 お兄ちゃんの腕の温かさが優しすぎて涙が零れた。 「はい。」 差し出された幸子さんのハンカチから、甘い香りがして、あたしの頭を撫でてくれている手からは無言なんだけど… 「よしよし」って言われている気がして… 今はふたりの優しさに素直に甘えられた。