「ん~」


でもさぁ。と大友は続ける。


どうやらまだ部活に行くつもりはないみたいだ。


「幼なじみから告白とか、すげぇ普通過ぎる気がすんだよ」


いや、それは漫画とか読みすぎだから。普通、そんな告白とか起きないから。


「てか別に大友の思ってるような話しじゃないよ」


「ちょー気になる」


「気にするだけ無駄だよ」


「そうか?」


「そうだよ」


「ふーん」


それから大友は一つ大きなあくびをしてから立ち上がる。


「そろそろ行こう」


「んだな」


大友が先に歩き始めて、僕はそれに付いて行く。