人は砂漠の中にあるオアシスと呼ばれる場所を“憩いの場所”だという。 何もないまっさらな砂漠を 手探りで歩いて 喉が枯れた時に現れた 水の塊をオアシス、と呼ぶ。 そして誰かが目に溜め、 そっと流れたその水が 溜まったその場所も 飢えた人々はオアシスと呼ぶのだろうか。 飢えた人間は 水を求めてオアシスの水を飲み、 命を繋ぐ。 誰かを犠牲にして 人は何かを得るんだね。