華〜ハナ〜Ⅱ【完】




「さて。気を失う前に聞きましょうか。蓮士はどこ?」

「…………。」



あら、言わないのね。

その意思の強さには尊敬するわ。


だけど。



「さっさと言いなさい。次は骨を折るわ。」


腕が良いか、足が良いか。


槇原はクソッ…という顔をして、


「上だ……」


と言った。


ここは、地下室らしい。




「上ね。」


私はニッコリ笑って、

「じゃ、またね。」



ガツンッ



床に槇原の頭を打ち付けた。