「あんたっ!!!壁に穴が………」


ふん。

一発殴っただけ。


大したことないわよ?




「壁より自分の心配をするのね。」


私は足を振り上げ、槇原の首筋にハイキックを決める。

槇原は「ぐぇ…」とカエルのような声を出して倒れた。



倒れた槇原の腹部をける。

次に、太股。

そしてまた腹部。



槇原は、口から真っ赤な血を流して気を失いかけていた。




私はその頭をグッと掴み、上を向かせる。





「気を失うんじゃないわよ?」

「…………てめ…」

「なによ?」

「……けん…かじゃ……ねぇ…」