俺も手早く寝る準備をし、早くベッドに潜った。 そして浅い眠りにつく。 考えることは侑希のことばかり。 夢にも出てきたような気がする… 次の日は、メールの着信音で目が覚めた。 ―行かない― それだけかかれたメール。 …侑希だ。 「はぁ………」 どうしたら侑希のことを知れるのか。 “私はあなたたちとは違う” そう言ったときの侑希の目が忘れられない。 感情が読み取れない…… 「侑希………」 こんなに、一人の人間のことだけを考えているのは初めてだ。