俺は、先に帰ってきているであろう4人のとこへ向かった。


―もう遅いから、嘉はいないかもしれない。






「あ〜おかえり、蓮……」


少し眠たそうに、楓が迎えてくれた。



ソファでは眉間にシワをよせた結都が目をつむって座っている。




「嘉は帰ったのか?」

「うん。パソコン置いてっちゃった…」

「そうか………」




嘉が帰るのはいつものことだが、パソコンを置いていくのは珍しい。

まぁ、家にもあるらしいけど。




俺は着ていた服を脱いで壁に並んでいる真ん中に掛ける。


それを見ていれば、悔しい気持ちが込み上げてきて。