結局私が一口しか食べなかったかき氷は結都が食べた。 「甘え…」って顔をしかめていたけれど。 日が暮れて暗くなると、だんだん海から人が減っていった。 「侑希!行ってみようよ!」 楓はきゃっきゃと笑って、走っていく。 それを後ろから結都と二人で追いかけた。