「だから、夢が……。」 「もっと時間を考えたら良かったのに。」 思い立ったらすぐ行動、って。 子供みたいじゃない。 「でも、侑希がいるから平気だし!」 「そう……。」 楓がどうして私だけ平気なのかは、私にはもう分かってる。 …それを知っているからこそ。 楓に苦しみを与えてしまったことを忘れられない。