結都に向かい合うように座ると、結都が口を開いた。 「楽しいか?バイク。」 「ええ。とっても。」 早いし、風が気持ちいいし。 「でも、150キロにはビックリしたわ。」 「高速だから出せんだよな。」 そう言いながら、楽しそうな目をしていた。 結都も、バイクが大好きなんだっけ。 「はーい、お待たせ!結都はチャーハンだったよな?」 楓がわざわざ運んできてくれて、私の隣に座った。