「それに、李玖のせいで死んだなんて、ルカさんは思ってないと思うわ。」 「は…?」 「私だったら、思わないわ。」 「………。」 「…分かってるんじゃない?ルカさんは、幸せだったのよ。」 「でも、」 「ねえ李玖、ルカさんが、辛そうだった時はあった?」 「…あったさ。」 「じゃあ、それはルカさんを苦しめてた?」 「そんなの!」 分からないじゃないか、李玖はそう言いたいんだろう。 「…李玖、冷たい言い方かもしれないけど、聞いて。」 「ああ…」