病院に着く。 なんだかすごく静かで、胸騒ぎがした。 院内にも、人は居ない。 入り口のドアを見てみると、“本日休業”の文字。 ……休業? 初めてじゃねえか?そんなの。 どうしようかとそこに立っていると。 「あなたが李玖くんかしら?」 少し焦っているような女の人の声がした。