華〜ハナ〜Ⅱ【完】





俺はベッドの横にパイプ椅子を置いて、二人で話した。



なにを話したかも覚えてないほど、他愛もない話。






ふと時計を見ると、もう8時を過ぎていた。




「ヤッベ、蓮たちが待ってんだ!!」

「え、あ、もう8時だ。」

「じゃあな、ルカ!!」




椅子をなおして、部屋を出る。




「…明日も、来る?」



ルカの小さい声が聞こえて、「まあ、来てやるよ。」と答えた。



ルカは、ニッコリ笑ってた。