そんな俺らを見ながら、じいちゃんは笑ってた。 「じゃー帰る。蓮たちも待ってるし。」 「そうじゃの。無理はするでないぞ?」 「分かってるって。」 ぎぃ、と音がするドアに手をかければ。 「李玖、ホントに毎日来なよ…」 ルカは言った。 「まあ、考えとくよ。じゃーなー。」 俺はたぶん、明日もくるんだろう、ここに。