華〜ハナ〜Ⅱ【完】




俺の悪い予感は当たる。


まあ、意識は失ってねえけど…




なんとか日があるうちに喧嘩は終わったけど、俺は目の上を切っちまった。




「…いてえ。」

「だろうな!!ぷ、李玖ウケる。」



楓には笑われるし。


もう少し、心配してもよくねえ?




「じじいんとこ行くか。」

「そうだね、血が止まってないし。」



嘉が持ってたハンカチが、どんどん赤く染まっていく。



目の上ってかなり血が出んだよな〜