華〜ハナ〜Ⅱ【完】




ああ。


だるい。




学校という場所にいるかぎり、人と関係なく生きることなんて出来ないのかもしれない。





「……どうして…」



私は、ここにいるんだろう。



マスターは何を望んでいるのだろう。





目を固く閉じ、ざわついた心を押し殺した。