華〜ハナ〜Ⅱ【完】




それから数分後。




「はっ…はっ…」



女たちは、私の前で浅い呼吸を繰り返していた。




私は、女を殴るのはいただけない…なんて考えない。



だって、男も女も同じ人間だから。





「……もう、私に関わらないで。二度と、その顔を私に見せるんじゃないわよ。」

「はっ…あんっ…た…はっ………」




何かいいたげだ…



「……さようなら。」




窓を開け、風を誘い込む。



みるみるうちにトイレの床は乾いていき、女たちも意識を失った。




私の制服も、綺麗に乾いた。