華〜ハナ〜Ⅱ【完】




後悔してるのかしら?


「…もう遅いがな。」

「そうね。」



私はにっこり笑ってやった。


慰めの言葉をかけるほど、私は出来た人間じゃない。




「あんたは、なんで桜華にいんだ?」

「え?」

「俺は、兄貴が紅蛇にいたからここに入った。こうやって、鉄パイプとか使って喧嘩すんのは当たり前のことだと思ってた。」



槇原は、淡々と話しはじめた。



「だんだん有名になってきて。

それは俺らが強いからだと思った。

だけど、周りからかけられる言葉は違った。

卑怯、腐ってる、…もう覚えてねぇや。

とにかく俺が思ってたのとは違った。

そこでやっと武器を使うのは真っ当じゃねぇって気付いたんだ。

でも、遅すぎた。」




「そうなの?」



本当に、遅すぎたのかしら?