後悔してるのかしら?
「…もう遅いがな。」
「そうね。」
私はにっこり笑ってやった。
慰めの言葉をかけるほど、私は出来た人間じゃない。
「あんたは、なんで桜華にいんだ?」
「え?」
「俺は、兄貴が紅蛇にいたからここに入った。こうやって、鉄パイプとか使って喧嘩すんのは当たり前のことだと思ってた。」
槇原は、淡々と話しはじめた。
「だんだん有名になってきて。
それは俺らが強いからだと思った。
だけど、周りからかけられる言葉は違った。
卑怯、腐ってる、…もう覚えてねぇや。
とにかく俺が思ってたのとは違った。
そこでやっと武器を使うのは真っ当じゃねぇって気付いたんだ。
でも、遅すぎた。」
「そうなの?」
本当に、遅すぎたのかしら?



