ん〜…………
やっぱり限界があるか。
そこら中から同じような音が聞こえているから、蓮士たち幹部の喧嘩を聞き分けるなんて難しいことだった。
そのとき、ふらふらと人が倉庫から出てきた。
――あれは、槇原?
すでにかなりの傷を負っていて、私がつけた傷が完治していなかったんじゃないかとも思う。
小さくキョロキョロと周りを見渡していて、私の乗る車に気付いた。
距離的にも、私が乗っていることは分かったかもしれない。
その証拠に、ゆっくりと近付いて来る。
あらら。
これは、話したりしてもいいのかしら?
私のことを調べる、と言っていたのを思い出して、興味が沸く。
調べられたのかしら。



