華〜ハナ〜Ⅱ【完】





ん〜…………


やっぱり限界があるか。



そこら中から同じような音が聞こえているから、蓮士たち幹部の喧嘩を聞き分けるなんて難しいことだった。




そのとき、ふらふらと人が倉庫から出てきた。




――あれは、槇原?



すでにかなりの傷を負っていて、私がつけた傷が完治していなかったんじゃないかとも思う。




小さくキョロキョロと周りを見渡していて、私の乗る車に気付いた。



距離的にも、私が乗っていることは分かったかもしれない。




その証拠に、ゆっくりと近付いて来る。




あらら。

これは、話したりしてもいいのかしら?




私のことを調べる、と言っていたのを思い出して、興味が沸く。


調べられたのかしら。