「そんなの…蓮に言いなよ。」

「楓…?」

「てか当たり前なんだよ!!!李玖の敵は俺らの敵なんだから!!!もっと…頼ってよ。」



「……悪い。」

「違うでしょ。」



楓の言葉に李玖は、



「……ありがとな。」


と言い直した。





キィッ…


「聞いてたよ、二人とも。」



あ、嘉。




「蓮が回復したら、すぐに行こうね。」




やっとだ、と嘉が笑った。