【一年前】
私は朝起きてご飯を食べていた。

プルル~♪プルル~♪

「もしもし?美幸?起きてる?」
「起きてるしー!拓也も珍しくちゃんと起きてるね笑」
「うるせーよ。じゃあ連絡した場所で待ち合わせな。また後でな」
「はーい。じゃあね。」

私は急いでご飯食べて昨日選んだ服を着て髪をセットして出かけた。

「ちょっと早かったかな♪」
10分前に待ち合わせ場所に着いた。

一時間後

「まだ来ないのかな~。連絡してみよ。」

プルル~♪プルル~♪

何回もコールするけど電話に出ない。

「何か有ったのかな?」
心配になり拓也の自宅に電話をした。

お母さんが電話に出たが泣いているし焦っているせいで何て言っているのか分からない。

するとお父さんが電話に代わった。
「美幸さんかい?今病院から電話が掛かってきて拓也が事故に有って今意識不明なんだ。」
「たたた拓也が…?」
美幸は腰が抜け携帯も落としてしまった。
頭が真っ白になって何も考えられず分かったのは拓也が事故。意識不明だけだった…。

「美幸さん?美幸さん?大丈夫かい?今どこに居るんだい?
一緒に病院に行こう。」
お父さんに場所を伝えて電話を切った。

お母さん泣いてたしお父さんは冷静に話してたけど声は震えてた。

事故とか意識不明とか全然実感湧かないし拓也なのかな。本当に。拓也な訳ないよね。
そんな事を考えてたらお父さんとお母さんが迎えに来た。
「美幸さん大丈夫かい?病院に急ごう」

私を支えようとするお父さんの手が震えていた。

病院につき、看護士さんに集中治療室に案内された。
「拓也ー。」
お母さんが拓也に駆け寄り泣いている。

何でか分からないけど私は涙が出ない。

お父さんに背中を押され拓也の横にきた。
「拓也。どうしたの?ずっと待ってたんだよ。拓也。何か返事してよ。拓也~。」

ピーーーーー。

「拓也ーーーー(泣)」
私は拓也に泣きついた。

拓也は亡くなった。

拓也が…拓也が…もう私の前に現れないなんて考えられない。
拓也?拓也は何で私を置いていくの?

拓也は私が邪魔だったの?

拓也お願いだからまたあの笑顔を見せてよ。

なんて考えていた。