ほとんど寝られず、
昼頃、目が覚める。

さっそく掃除。
その後スーパーに買い物。
って言っても冷蔵庫には、飲み物しかないし、
家で食べるものなんて、
カップラーメンか
パスタを茹でてレトルトの物をかけて食べるくらい。

飲み物を適当に選ぶ。
烏龍茶を多めに買う。
さとみはいつもウーロンハイしか飲まない。

若いキャバ嬢がウーロンハイって。
まぁ人それぞれか。


買い物から帰り、
洗濯物を取り込む。

ん〜いい匂い。
柔軟剤は必需品。

洗濯物をたたみ終わり、
今は2時。
電話タイムだな。

さとみに電話する

「もしも〜し!」

元気のいいさとみ。
その勢いで話しだす。

「ハル、何するか決まった??」

「な〜んも決まってない。何時にくるの?」

「お母さんには仕事って言ってあるから8時半位かなぁ。」

「それまでに決めとくよ!」

それから1時間くらい馬鹿話しをして、
電話を切った。

それから夕方までフラフラ街を歩き家に帰る。

お風呂に入って準備をする。

まだ7時。
ソワソワ落ち着かない。

地元の友達に電話して、
暇を潰す。

時計を見ながら電話をする。ほんと落ち着きがない。

いろんな友達に電話して、
やっと8時過ぎ。

部屋をいったりきたり
携帯でサイトみてみたりを繰り返し、
ようやく8時半。


『トゥルルトゥルル』

さとみから電話。
平常心を装う。

「もしもし。」

「ごめんハル。行けなくなっちゃった。
ホントにごめん。」

「まじで?なんで?」

「ちょっと色々あってさ。」

浮かれてた自分が情けない。
深く突っ込めない自分が情けない。

それと、

「だったらもっと早く言え。」

多少イライラした。

5分ほど話す。

「ハルほんとごめんね。また電話するね。」

「わかった。」

脱力感。
部屋にねっころがる。

『ピンポーン』

インターホンが鳴る。
直接家にくる友達なんていないので無視した。

『ピンポーン』

何度もなる。
もちろん無視。


『トゥルルルトゥルルル』

携帯が鳴る。