「っ‥徠くん…」 僕は大里 徠(ダイリ ライ) 今、僕の名前を呼んだのは僕の大切な人‥錐埜 咲良(キリノ サクラ)の母親。 僕は病院に居る。 目の前には真っ白なベッドに眠っている咲良がいる。 「なんで…咲良‥?」 僕は躰の震えが止まらない。 「咲良っ!?」 僕の大切な人が… 死んでしまった